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高尿酸血症・痛風で行う臨床検査のメカニズム

尿酸は、細胞の核の中にある拡散の代謝物です。

 

核酸中のプリン体が最終的に肝臓で尿酸に合成され、
尿酸として尿中に排出されます。
尿酸は、体内で血液に溶解しています。
しかし、もともと水に溶けにくい物質なので、
一定量を超えると結晶化して組織に析出し、沈着します。

 

高尿酸血症は、尿酸値が7.0mg/dlを超えるものをいいます。
9.0mg/dl以上では、組織中に析出し、沈着した尿酸ナトリウムの結晶を免疫機構が異物とみなし、
白血球が攻撃し、排除しようとして炎症を生じるので、
およそ90%の確率で特徴的な強い関節柄の発作がおきます。

 

尿酸は、もともと水に溶けにくい物質です。
体表近くの温度が低いところで結晶化します。
ですから痛風の初発症状は、足の親指の付け根が多く、
この部分の激痛が痛風の症状として知られています。

 

また、尿酸の粒子が通過することによって腎臓を障害したり、
尿路で結晶化が進み、尿管結石を作る事もあります。

 

高尿酸血症・痛風の病型は、3つの種類に分類されます。

 

尿酸産生過剰型

痛風の尿酸産生過剰型は、体内で産生される尿酸が多いタイプの高尿酸血症・痛風です。

 

無酸素運動(激しい運動)などによる筋肉細胞の壊死や、
食事や飲酒によるプリン体の過剰摂取、ストレスなどによる尿酸の増加が原因になります。

 

尿酸排泄低下型

痛風の尿酸排泄低下型は、産生と排出のバランスが崩れることにより尿酸の量が増加し、
高尿酸血症そして痛風へと進展していくタイプです。

 

混合型

混合型は、痛風の尿酸産生過剰型と痛風の尿酸排泄低下型が混合したタイプです。

 

そして、痛風は、女性よりも男性に多くみられます。
それは、男性は女性に比べ筋肉量が多いことが要因の一つになっています。

高尿酸血症・痛風で行う臨床検査

高尿酸血症・痛風で行う臨床検査は、「血液生化学検査」と「尿検査」です。

痛風を示す検査値

痛風になると、UPやCRP、ERC、尿潜血などの値が上がり、
尿pHの値が下がります。

 

検査数値のほかにも、患者さんの訴え(足の親指の激痛)も併せて診断します。

 

* UA、CRP、WBC、尿潜血、尿pHについて確認しておきましょう。